コロナ下では、鉄道関係やホテル・旅行関連の会社がどこも大幅赤字を計上し、ほとんどの企業が年初来最安値を更新していました。

私は同じレンジを行ったり来たりする「往復銘柄」をメインでトレードしていますが、同時に格安に放置されている「お買い得銘柄(お宝銘柄)」を発見しては投資するもの大好きです。

そういう意味で、ここ数年格安と判断した(9024)西武HDを何度もトレードしていたわけです。その過程で西武ホールディングスの株主優待も幾度となくゲットしており、前回のブログでも紹介させていただきました。

格安に放置されている有名企業の株を買う意味

本では、高配当株に狙った投資、安全な投資を初心者を対象におすすめしていますが、個人のトレードでは、西武HDのように、格安に陥った有名企業への投資も積極的に行っています。

悪材料が出て売り込まれた企業の株価は、悪材料が出尽くすと確実に元の株価に向かって上昇を始めます。

私はこういうバーゲンセール銘柄も大好きなので、元の株価に戻るまで、何度も売り買いを繰り返して稼いでいます。

多くの人は高値圏の株に飛びついて(飛びつかされて)あまり利益を上げられないようですが、「商売は、商品を安く仕入れるのが基本」であることを忘れてはいけません。

ビジネスの売買と同じと考えることが大切なのです。

今後の西武HD(9024)の展望

上の画像は、西武ホールディングスの直近一年チャート(日足)です。このチャート形状は本でも紹介している完全な往復移動ですね。上限が1,550円で下限が1,250円。よってセオリー通りに1,400円辺りから下へ向かって買い増しをすることにより、何度も利益確定が出来たのです。

続いての画像は、5年チャート(週足)です。これを見てまず分かるのが、2020年1月のコロナがスタートする前の西武ホールディングスの株価です。ここ数年の高値1,600円のさらに一段上の1,800円以上の株価だったことが分ります。

コロナが終息し、インバウンドも増え、旅行業界やホテル、鉄道関連も活気づき始めておりますので、特に悪材料がない限り、西武HDの株価も2,000円に向かって上昇していくのではないかと予想します。

「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京」も貢献か

直接の利益には関係しませんが、2023年6月16日にとしまえん跡地にオープンする「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京‐メイキング・オブ・ハリー・ポッター」もプラス材料になりそうです。

ハリーポッターの「スタジオツアー東京」へのアクセスは、西武鉄道の西武池袋線がメインになるからです。当然、沿線は今後活気づいていくことでしょう。そうなれば西武鉄道の利益にも関係してくることなります。

2023年6月2日(金)の終値は1,468円ですが、今後はそれほど下がらずに、下値を切り上げて上昇してくのではないでしょうか?